GardenTheater

GardenTheater-セルフリノベーションのおうちづくりと5匹の猫の暮らし-

築約40年の中古一戸建てマイホームのセルフリノベーションの記録。5匹の猫きょうだいと、3人の人間で暮らしています。

物件探し#7-2

2013年3月3日。



平屋の家の内覧日がやっていました。

他の内覧希望者さんの隙間時間に予定を入れ混んでもらえたので、にゃむる君には早めに現地へ行ってもらいました。

わたしはそわそわしながらも仕事をこなし、この日は休日出勤で16時ぐらいには終わる予定が、こんな日に限って予定以上に終わりが遅くなってしまって…(・・;)もう内覧会中に行くのは無理かな…と思ったんですが、夕方遅く、何とか最寄り駅に到着しました。

迎えに来てくれていたにゃむる君と合流すると、にゃむる君は「すっごい良いお家だったよ!!!」と興奮気味。それと、「不動産屋の担当の男性が…すごいいい人で…何て言うか、ニーニャが絶対好きな人だよ!!!」…とwどういう意味だろうw

「ニーニャにも絶対内覧して欲しい!もう内覧会終わってるかもしれないけど…聞いてみる」と、にゃむる君はすぐにその担当の方に電話をかけてくれました。

残念ながら内覧会は終了していて担当の方も戸締まりして帰社途中だったんですが、まだ近くにいるので引き返します!来て下さい!と言って下さって…(T▽T)

申し訳なかったんですがお言葉に甘える事にしました(*><*)


最寄り駅から物件まで車で10分位。家の表側ではなく裏側に駐車場がありました。

わたしたちが到着すると不動産屋の担当の方はもう先に着いていて、家の中には灯りが灯っていました。

日が落ちるのが早い3月の夕方遅く、駐車場から初めて見たその物件は、暗がりの中にややオレンジがかった灯りに照らされたウッドデッキがとてもオシャレな印象でした。


玄関から入ると、担当の男性が出迎えてくれました。

もう帰る途中だったのですみません…と言うと、「いえいえ~~!まだ近くにいたんで、全然大丈夫ですよ~~~!」と、ニコニコしてくれたんですが……なんて言うか、この男性……可愛い!!!!!!

年齢はわたしたちより上だと思うんですが、話しててもずっと楽しそうに喋るし、すごく素直な感じがするし、嬉しいときゃぴきゃぴしてるし、動作も可愛いし、とーーーってもオチャメな方…(*^^*)

にゃむる君が「ニーニャが絶対好きな人」って言ってた意味が分かりました…w

こういう方は人間的に大好きだし、無条件に降伏してしまいます…(*^^*)

最初は不動産屋さんに対する苦手意識があったわたしたちですが、今までお世話になった二軒の不動産屋の担当さんは皆さん良い方だったし、苦手意識が薄れていたのですが、今回担当して下さったこの男性、Nさんに出会って、苦手意識が見事に吹っ飛びました…!!!

Nさん、ありがとうございます…!!!


………と、話が脱線しましたが(^^;)

Nさんに案内されて、家の中をぐるりと一周、見て回りました。

気になる箇所は説明してもらいながら、結構ゆっくり見て回ったと思います。

この物件は、前に見た物件のようにモノがまだそのまま…ということもなく、ほぼ何にもないまっさらな状態でした。

モノが何もなくても家の中に居ると何か気持ち悪い感じがする物件もあったのですが、この物件はそういうのが一切無かった。前に住んでいた人の気配も全く無く、空気感もさらりとしていて、新築ではないけど、「新しい家」という感じがしたんです。

前に住んでいた人は気配ごときれいに引っ越して行かれたんだなぁ…と思いました。

気配や空気感も「まっさら」な感じがして、今まで見て来た物件とは明らかに違いました。

「この家で一人で過ごせるか?」と自問したのですが、「過ごせそう」と思ったし、自分がこの家で暮らすイメージも頭の中にぼんやりと沸いてきました。


家の中を見終わって、最後、絨毯の敷いてある和室で話をしました。

今日内覧会をしたけれど、現時点でまだこの物件の仮契約者はいないという事。

でも、にゃむる君曰くかなり熱心に見ている方もいたし、Nさん曰くこんないい物件は中々ないので翌日になったらほぼ間違いなく誰かが購入するだろうという事。

Nさんは今までの経験上確信もあってそう言ったんだと思いますが、全く素人のわたしも「翌日絶対売れてしまう」って思いました…それくらいいい物件でした。

でも、どんなにいい物件でも、家を買うのに中々即決出来ないじゃないですか。「一晩考えよう」ってなるじゃないですか。

わたしも、出来れば一晩2人で話し合って考えたい。わたしは暗くなってからしかこの物件を見てないから、出来れば翌日、明るいうちに内覧もしたい。

でも、翌日になれば多分確実に売れてしまう。


「ど…どう思う??」と緊張気味のにゃむる君。

「今まで見た家とは明らかに違うし…まっさらな感じがするし…いいと思う」

「い、いいのかな、本当に?」

わたしはこの家の昼間の姿も見たかったけど、それはにゃむる君が見てくれている。

「うん、この家だと思う。よし!決定~~~!!!」

何だか楽しくなって、嬉しくなって、そこはかとなく明るく言いました。


3月の夜、暖房もない広い和室は、とても寒かったのをよく覚えています。

にゃむる君は正座して、大層緊張気味に、Nさんに伝えました。

「じゃあこの家…買います」

わたしたちは、遂に、2人で暮らす家を見つける事が出来たのでした。


続きます♪




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